【ましきのいま vol.1】仮設住宅での生活が始まる
熊本地震で二度の震度7を経験した益城町。日々変化する町の現状や子どもの生活を中心にお伝えします。
本震から約4ヶ月経った今でも、たくさんの家屋が手付かずのままとなっていますが、7月下旬になってようやく避難所から仮設住宅への引っ越しが始まりました。現在では200名以上の小・中学生が新生活をスタートさせています。
子どもたちの中には、地震の影響で2週間短くなった夏休みを家の片付けや引っ越しで過ごした子もいます。引っ越しは家だけではありません。ましき夢創塾を実施している木山中学校も1学期は隣の益城中央小学校を間借りしていましたが、危険箇所の緊急的な修繕も終わり、2学期からは木山中学校の校舎に戻ることができました。そこで、夏休みには広島修道大学の学生ボランティアの方々に協力してもらい、校舎の清掃や新学期を迎える準備をしました。
無事に木山中学校へ戻ってきた生徒たちですが、まだまだ元の生活に戻ったとは言えません。
依然として体育館は使えないため、始業式はグラウンドで行いました。中には、身を寄せている親戚の家から車で40分かけて学校に通う生徒もいます。仮設での生活も始まったばかりです。
熊本コラボ・スクールましき夢創塾は、これからも益城の子どもたちを支えていきます。