【ましき夢創塾】地震後初めての高校受験と卒業式
こんにちは。熊本・益城町から井下友梨花がレポートします。
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ましき夢創塾では、益城町内にある2つの中学校で放課後学習会を行っています。益城中学校は中学3年生を、木山中学校は中学1~3年生を対象にしています。合格発表の様子はすでにコチラでご報告済みなので、本日は懸命に受験勉強に取り組んできた生徒の様子をお伝えいたします。
▲木山中学校放課後学習会の様子。公立高校後期入試に向けてラストスパート。いつにも増して緊張感が教室を覆っていました。
▲大学がすでに春休みということもあり、数名の大学生がボランティアとして参加。英語でつまづいた部分をノートに記録して、英文をひたすら覚えるトレーニングにも伴走していました。ある日、そのトレーニングをしていた中学3年生女子が「これまで長文を読んでもよく分からないことが多かったけど、昨日スラスラ理解できて、自分にびっくりした!」と報告に来てくれました。グンと伸びる瞬間を感じました。
▲益城中学校放課後学習会の様子。入試直前だったので、先生も激励にいらっしゃいました。
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公立後期入試後の3月11日(土)は、木山中学校で卒業式が開催されました。来賓としてご招待いただき、NPOカタリバ職員2名とインターン大学生2名で参加してきました。
▲4月の地震で被災し、長らく使用できなかった体育館。2月末にようやく修復を終え、なんとか卒業式に間に合うことができました。校長先生の式辞や生徒会長送辞、卒業生代表の答辞を伺いつつ、思い巡らすのは中学生たちが地震後の1年間をどのように感じ、どのように過ごしてきたのかということ。卒業生や保護者の席からは涙する音が聞こえていました。