『大槌臨学舎学生スタッフ インタビューvol.1!』
こんにちは、コラボ・スクール大槌臨学舎です!セミの鳴き声が森林に響く季節となりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?大槌臨学舎スタッフは、夏休みの講習や中高生が新しい人・ものこと・挑戦と出会うイベント”夏フェス”実施に向けて、忙しくも充実した毎日を過ごしています。
今回のブログは、「大槌臨学舎学生スタッフ インタビューvol.1!」そんな日々の活動や大槌臨学舎のサポートを7月からしてくれている、学生スタッフについてご紹介します。
▼夏フェスや日々の活動の様子はコラボ・スクール大槌臨学舎のSNSで更新しますので、是非ご覧ください
今回紹介するのは、神奈川県出身の森桃子さん!!
現在は、国際基督教大学2年生で環境学や災害のことを中心に幅広い分野に関心をもって活動をしています。
-どんな中高生でしたか?-
ミュージカル部で舞台演出をしたり委員会活動にも自ら挑戦をして、本当に自分がしたいことは何なのかをいつも探し求めていた中高生時代でした。通っていた学校では、自分の好きなことや興味のあるテーマを決めて探究をする、カタリバでいうとマイプロジェクトに似た活動をしていました。中学1年生で難民支援や子ども支援をテーマにして探究していたことから模擬国連に参加し、、海外の問題や英語に強く興味を持つようになりました。そこで学校の先生の勧めもありチェコへ留学したことが、大学選択に繋がったのだと思います。
-災害について関心をもつことになったきっかけは何ですか?どんなことを考えていますか?-
小学2年生の時に経験した東日本大震災がきっかけでした。関東でも震災の混乱が起きている中、自宅に帰れない、家族に会えないなど同世代の子どもたちが困っている状況を目にしました。その大変な状況の中で、祖母が近所の子どもたちを家に迎え入れてしばらく一緒に過ごした光景が印象に残っていて、大人になって振り返ってみると、それは理想的で美しい姿だったなと感じています。
私自身、神奈川県内や留学先であるチェコなどいくつかの自然豊かな場所で暮らしてきました。日々のニュースなどを見ると、自然によって命が奪われたり、多くの人の環境が突然変化した際の苦労を考えるととても心が痛みます。災害が多く起こる日本で、自然と人間はどうすれば共存できるんだろうということをいつも考えています。
-コラボ・スクール大槌臨学舎で活動を始めたきっかけはなんですか?-
「サービスラーニング」という実際にフィールドワークを通して学ぶ、という授業を大学で受講したことがきっかけです。災害をテーマに活動することを決めて学校の教授に相談したところ、カタリバの活動を紹介してもらいました。教育分野で関わるということは生徒自身が新しい自分を見つけたり、自分の固定概念に気づくための手助けができるということだと思っています。関心のある災害と教育の両方について、実際に生徒と関わりながら学ぶことのできるコラボ・スクール大槌臨学舎を活動場所として選びました。
-大槌町で実際に活動してみてどう感じていますか?-
大槌の子どもたちは地域に育てられていると感じます。地域の大人が教育現場の中に入って子どもたちと関わっていたり、大人と子どもが町で会うと「〇〇さんのお家の!」と声をかけ合う姿が心に残っています。人口が少ない町ではよくあることなのかもしれませんが、このように地域に心の拠り所や居場所があるということは、様々なことに挑戦できたり、背中を押してくれるきっかけになるのではないかと感じます。
人と人との繋がりが強いこの地域やたくさんの子どもたちと携われたことで、人との繋がりは学校だけではない、と新しい居場所の形を知ることができ、自分にとって大きな学びでした。
日々、多くの生徒と出会い関わっています。高校、大学受験を視野に入れて英語の学習をする生徒、楽器の練習を毎日しにきている生徒など、私自身の得意分野や好きなことを活かして生徒と関われており、自分が培ってきた経験が大槌の子どもたちの学びに繋がっているという感覚があります。
-活動を通して得たい事はなんですか?-
「生徒ひとりひとりに合う学びの形を見つけるために、自分はどのような行動を取れるのか」という問いに対して自分なりの答えを見つけたいです。それぞれの生徒によって良い学びの方法や、本音や意欲を引き出すための関わり方が異なると思います。コラボ・スクール大槌臨学舎での活動を通して、よりより生徒との関わり方を探っていきます。
あとがき
コラボ・スクール大槌臨学舎では、大槌の中高生と関わり学習支援と対話を通して生徒一人ひとりと向き合い、子どもたちにとって身近な、 少しだけ未来の自分像を示す「ナナメの関係」の先輩として、この活動に中長期的に参加していただけるインターンを募集しています。
▼カタリバやコラボ・スクール大槌臨学舎で一緒に活動をしてくれる方、興味がある方はこちらのリンクから詳細をご覧ください。