【プレスリリース】「教育の地域格差を解消したい」岩手県大槌町で一流カリスマ先生のオンライン授業開講 〜勉強サプリ×認定NPO法人カタリバがコラボレーション〜
2015年7月29日
【プレスリリース】
企業との共同プロジェクト開始のお知らせ
認定NPO法人カタリバ(本部:東京都杉並区 代表理事:今村久美)が運営する被災地の放課後学校『コラボ・スクール大槌臨学舎』と、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:山口文洋)が提供するオンライン教育サービス『勉強サプリ』は、2015年7月27日より超一流先生の動画授業を利用したオンライン教育塾を開始いたしましたので、お知らせいたします。
■コラボレーション背景
「教育環境における、地域格差・経済格差を解消したい」-そんな想いを掲げる、勉強サプリとカタリバが出会いました。地方に住んでいるために近くに良い予備校や塾がなく通うことができない、また震災の影響で家では十分に学習できる環境にない子どもたちがいます。教育環境における「不」を抱える子どもたちはまだまだ非常に多いのが現状です。
認定NPO法人カタリバでは、2011年より東日本大震災の被災地である岩手県大槌町にて放課後学校『コラボ・スクール大槌臨学舎』を開校し、小中高生に学びの場を提供しています。『大槌臨学舎』では、英語・数学などの基礎科目に加え英会話の授業など充実したプログラムを提供していますが、都市部から移動の時間がかかる大槌町では講師の方々の確保など、良質な学習環境の維持には大変な苦労をしています。
オンライン教育サービス『勉強サプリ』は、いつでも・どこでも・圧倒的な低価格で、全国の超一流先生の授業を受講でき、さらに、何度でも、学年を横断して勉強できるため、学び直しや先取りなど個々人に合わせた習熟度学習が可能になります。
今回、『大槌臨学舎』と『勉強サプリ』でコラボレーションをし、夏期講習講座を実施します。子どもたちが講師の方を遠方から呼ぶことなく、高品質な授業を受けることができ、また、個々の理解度に沿って勉強することが出来る『勉強サプリ』のドリルやテスト対策機能を活用しながら、より一人一人の生徒に合った学びを提供します。
教育環境格差に立ち向かうカタリバと勉強サプリがタッグを組んで地方の新しい学びの方法を展開してまいります。
大槌町教育委員会主任指導主事 箱山智美氏のコメント
「仮設住宅で暮らす子どもたちが3割を超す大槌町では、子どもたちの放課後等の学習環境の整備が大きな課題です。今回の勉強サプリを活用した取り組みが、学習環境の改善の大きな一歩につながることを期待しています。特に夏休みには大槌臨学舎において中学生の「予習」に焦点を当てた学習を計画していますので、自主的で主体的な学習が「やる気」や「自信」につながることを期待しています。」
勉強サプリプロデューサー 中野慧氏のコメント
「カタリバ様の取組みを伺った際に、被災地に拠点を構え、「教育環境格差の解消」に真正面から取り組んでおられる姿勢に、心から共感しました。我々のサービスも、目指している方向性は同じです。この度、提携の形で大槌町の生徒の学習環境改善にともに取り組めることに感謝しております。子どもたちが受けられる教育のレベルが、住んでいる場所によって制限されない世界が近づいてきました。大槌町で日本最高レベルの授業を受けた子どもが、次世代で輝く人材へ成長する、そんな未来を共に創っていきたいと思います。」
コラボ・スクール大槌臨学舎代表 菅野祐太のコメント
「大槌臨学舎では、2011年の震災以降、子どもたちが安心して勉強できる環境づくりを、大槌町教育委員会とともに行ってきました。
大切にしているのは、子どもたちが自分のペースで自ら学ぶことを選び、さらに学びたいと思うことができるようにすることです。
リクルート様の勉強サプリは、分からない分野や苦手意識を持つ分野に戻ることが出来たり、自分の学年よりも先に学習を進めることができるサービスです。依然として被災をした子どもたちの学習環境は十分に整っておりません。そのような環境でも学びたいと思う子どもたちを応援頂く機会を頂けたことに感謝いたします。私たちもより一層努力していきます。」
■コラボレーション内容
小学4年生から中学3年生を対象に、夏期休暇に『勉強サプリ』を用いて学校の予習・復習を行います。
<大槌臨学舎 夏休み「子ども学びの場」概要>
場所:コラボ・スクール大槌臨学舎(/)
期間:2015年7月27日-7月31日、8月3日-8月7日の10日間
内容:勉強サプリを利用した算数(数学)・理科・社会の授業、他各種授業
価格:無料
■『勉強サプリ』とは
『勉強サプリ』は、保護者の所得格差や地域格差が、進学や学習に影響している現在の教育環境において、誰もが思う存分勉強できる機会を提供することを目的として、2015年3月にスタートした小中学生向けのオンライン学習サービスです。
<サービスの特長>
1)月額980円(税抜)の圧倒的低価格と専用デバイス不要のシステム
保護者の教育費の負担を軽減する低価格のサービスを実現。月額980円(税抜)で、授業動画・ドリル等の機能を、学年の制限なく使い放題で利用できます。
また、専用のデバイスが不要ですので、使いなれたPCやタブレットなどを使って、気軽に学習をスタートさせることができます。
2)一流の先生を起用したわかりやすい授業/教科書に沿った授業内容
小中学生向けのオンライン教育サービスにはこれまでなかった経験豊富な一流の先生が授業を行います。大手進学塾で最難関校を担当してきた実績のある先生や、教科書の執筆経験を持つ先生が、教科書に沿った内容をわかりやすく説明し、効果的な学習を進めます。
3)学習を継続させて学力向上につなげる仕組みを構築
学習継続に関する先行研究からの知見を取り入れ、楽しく学習を続けるためのゲームのメカニズムを導入しています。設問の正答率や訪問頻度をグラフで表示するなど「成果の可視化」を図ることでモチベーションをアップさせます。
また、学力の向上に伴い、ポイントの獲得やオリジナルキャラクター(※)の成長が楽しめるなど「成果可視化」の仕組みを取り入れました。
※オリジナルキャラクター「サプモン」
「サプモン」とは学習量に合わせて変化するペットです。エサを与えたり着せ替えをするなど、育てることができ、ゲーム感覚で学習を進めることができます。
■『コラボ・スクール大槌臨学舎』とは
『コラボ・スクール大槌臨学舎』は、震災の影響により、安心して勉強できる場所を失った子どもたちのための放課後学校として、2011年12月に岩手県大槌町に開校しました。これまでのべ726名の大槌町の子どもたちに対して、数学や英語等の基礎科目の教科指導や自習室を開放を行ってきました。2014年度には小学生向けのプログラムを新たに開講する等、大槌町教育委員会と連携をしながら子どもたちや町の状況に合わせた学びの場づくりを行っています。
震災から4年が経ちましたが、子どもたちの置かれている状況は大きくは変化しておりません。現在も大槌町の生徒の35%が仮設住宅で生活しており、これまで我慢していたストレスが今目に見える形で出てきています。放課後に安心して学ぶことができる大槌臨学舎は、これからより子どもたちにとって必要不可欠な場所です。リクルート様のような全国の様々な方のご支援を頂きながら、大槌町を支えていきたいと思います。
<概要>
施設名:コラボ・スクール大槌臨学舎
運営団体:認定NPO法人カタリバ
対象:小学3年生~高校3年生
URL:/
【本リリースに関するお問い合わせ】
『コラボ・スクール大槌臨学舎』に関して
認定NPO法人カタリバ 大槌臨学舎広報担当 川井綾
TEL:0193-27-8527
E-mail:a.kawai@katariba.net
『勉強サプリ』に関して
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 広報担当 桑原史帆
TEL:03-6835-9611
E-mail:shiho_kuwahara@r.recruit.co.jp