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やくそく旅行

2013.3.31

3月17日~22日の5日間、女川向学館と大槌臨学舎の中学3年生32名が、「やくそく旅行」へ行ってきました。

「やくそく旅行」は、
支援してくださった方に感謝を伝え、
社会で活躍するイノベーター、高校生、大学生
そして同世代との対話を通して、
自分の未来、そしていま自分にできることに向き合う5日間の東京旅行です。

この旅行のテーマは、「震災復興のために、いま私たちができること」
4日目には、テーマに対する自分たちの思いを発表します。

今回、やくそく旅行を終えた生徒から、こんな感想がありました。
「もちろん楽しいこともあったけど、大変な時間もたくさんあった」

この5日間は、生徒にとって当事者として精一杯課題と向き合い、
考え抜く時間となりました。

この旅行で出会ったイノベーター、
そして生徒たちのちょっと先輩である高校生・大学生の皆さんは、
自分が出会った問題に対して、
当事者として、熱い思いを持って行動している方です。

最初は「震災復興のために、今できること」に対して、
「今はまず勉強を頑張る」と、
どこか消極的な姿勢だった生徒たち。

しかし、人生の先輩との出会い、そして女川・大槌の仲間との対話を通して、
彼らの考えは変わっていきます。

発表会に向けて、何度も話し合いを続けました。

そして、迎えた4日目の発表会。

「復興とは、心が前向きになること。
まずは高校生になる自分たちが、町の為にボランティアをする。
その活動を発信することで、町に元気も発信する。」

「復興の為に一番頑張ってくれている親世代の大人達、
役場の人に感謝の気持ちを伝えたい。
そして仕事を通して町に貢献していると実感出来る人を増やし、
活気のある町を作っていきたい」

それぞれのグループが、復興という課題に対して、
自分たちにできることを考え抜き、
そして今の自分たちの思いを込めて力強く発表しました。

大きく成長した5日間。

「初日の自分とは明らかに考え方が違う」
「出会ったみんなとは別れるのが悲しいけど、
地元で頑張っていく」
「やくそく旅行を通して、目標を見つけた」
最終日の生徒たちの感想です。

人生の先輩、そして仲間との出会いを通して、気づいたこと。

そして、自分たちの力で町を元気にしたい、復興させたいという思い。

一人一人の生徒が、それぞれの思いを胸に抱いて、
故郷の町へ帰っていきました。

スタッフ一同、今後も前に進む生徒たちを応援していきます。