特別授業「天文学者の仕事を体験しよう!」を開催しました
7月23・24・29日の3日間、
中学1~3年生を対象に、特別授業を開催しました。
授業テーマは、「天文学者の仕事を体験しよう!」
3日間にわたって、学年別で開催された特別授業。
このブログでは、中学2年生の授業風景をご紹介します!
授業が始まる前、
まだ見知らぬ天文学という分野に不安げな様子の生徒たち。
「天文学ってなんだろう」「天体ってよくわからないなー」
と、不安を口にする姿も見られました。
しかし、そんな不安をよそに、
生徒たちは、天文学の世界へ少しずつ足を踏み入れていきます。
「アンドロメダ銀河って、実は一つしかないんだよ」
と田中先生が説明すると、
「えー、そうなんだ。いくつもあると思っていた!」
と生徒たちは、驚いていました。
どんどん、未知の世界に引き込まれていきます。
先生の話のあとは、
生徒たちがもう一歩、もう二歩と、足を踏み入れる時間。
グループごとに分かれて、先生から出されたお題についての解決策を考えました。
そのお題は、❝夏休みの問題点とは❞です。
一見すると、天文学とは関係がないように思われる、このワークショップ。
実は、この過程にこそ、天文学者の仕事のノウハウがつまっているのです。
天文学者になりきって、楽しんでいる生徒もいたのではないでしょうか。
特別授業の最後は、
天文学の中で、一番身近に感じられる星空への旅。
そこでは、授業の最後のプレゼントとして、先生が素敵な情報を教えてくれました。
8月13日に、ベルセウス流星群という流星群が見頃を迎えるというものです。
授業の終わりには、
「とても天体や星に興味を持った!」
「ときどき空を見て、星を眺めて気分転換します!」
と、楽しげに話をしていた生徒たち。
8月13日、何人の生徒たちが、流星群を見るために、空を見上げるのでしょうか。
きっと、広い空を見ると、自らの可能性、そして世界の広がりを感じることでしょう。
もしかしたら、「天文学者になりたい」と祈る生徒もいるかもしれません。
生徒たちそれぞれの願いが、空に届きますように・・・。
最後になりましたが、このような楽しい特別授業を開催してくださったのは、
東北大学理学部天文学教室の田中幹人助教、
同教室の大学生の野間千菜美さん、岩崎仁美さん、秋田純佳さんです。
生徒たちの夢が広がる時間を提供いただき、ありがとうございました!
※この特別授業は全国同時七夕講演2013としても、同時開催しています。