半年後の約束 ~女川に帰ってきたスタッフ~
今年の3月、女川向学館は卒業式を「最後の授業」と題し
これまでの自分を振り返り、未来に向けて約束を結ぶ授業を行いました。
生徒の卒業と同時に、有期で関わることを決めていたスタッフも卒業しました。
その時にあるスタッフが生徒とした約束。
「半年後にまた女川に来るからそれまでの成長を互いに約束しよう」
そんな言葉とともに、約束カードというカードに未来への約束を書きました。
それから半年、生徒との約束通り、スタッフが女川に帰ってきました。
中には私たちスタッフも卒業以来の再会という生徒も。
彼の人望が垣間見えた瞬間でした。
向学館は卒業して終わりではありません。
卒業してからもつながっていけること。
これが、みんなにとってかかえがいのないものになることを祈っています。
彼自身が夢を持ちながら、ここで働いていました。
そして、ここで子どもたちと過ごした日々が、
彼の夢を現実にしようという確信に変えました。
彼だけではありません。
向学館のスタッフは、それぞれの夢や目的を持ちながら働いています。
子どもたちの夢を応援しながら、
私たちスタッフにとってもかけがえのない場なのです。