目指せ! 漢字計算王!!
今週、向学館の小学生の授業で、あるイベントが開催されました。
その名も、「漢字計算選手権」!
「漢字計算選手権」は、向学館に通っている小学生全員がチャレンジするテスト。
テスト問題は、事前に配布されたプリントから出題されます。
向学館の子どもたちの約4割が、まだ仮設住宅で暮らしています。
狭く自分の部屋を持てないような仮設住宅での生活は、決して勉強するのに適しているとはいえません。
しかし、子どもたちが中学生、高校生、そして大人になった時、必ず「自ら学ぶ力」が求められます。
向学館の自習室で勉強する、茶の間で10分だけでもテキストを見る、そんな習慣をつけていってもらいたい。
そして、勉強を頑張った先に得られる達成感も味わってほしい、そんな思いで担任が「漢字計算選手権」を考えました。
低中学年の教室では、なかなかテストに集中できない子どもも見られましたが、高学年のクラスは高い集中力で問題に取り組む姿が見られました。
「あと3分で終了です。」
担任のアナウンスの後も、最後の最後までねばり続ける姿、余念なく見直しを行う姿。
「漢字計算選手権」の後、子どもたちは少しお疲れの様子でした。
来週の授業では、表彰式を行います。
そこでは、とびきりの笑顔や悔しい顔が見られるはず。
「漢字計算選手権」は今年あと4回やる予定です。
次も、今回の自分を越えられるように頑張ろうね!