国内留学2016　in 東京

今年で三回目の開催となる国内留学を、8月14日～17日の日程で行いました。
参加したのは女川の中学校に通う2年生8名。

昨年同様、東京にあるアメリカのテンプル大学ジャパンキャンパス主催のサマースクールに参加してきました。
また、今年はホームステイはせず、毎晩違う外国人の方々と共に英語での夕食を囲む交流会も行いました。

普段から女川向学館で勉強している英会話力を試すべく、英語でインタビューをして、日本と外国の文化の違いなどについて知識を深めました。

インターネットで行う英会話を今年度から受講し始めた2年生たち。
国内留学を見据えて、基本的な英会話に必要なフレーズ(あいさつ、自己紹介、他己紹介など)を集中的に勉強してきました。

今回の国内留学では、外国人との英会話を通して異文化交流を行い、英語を使う楽しさと英語に対する更なる興味をわかせることを目標としました。

文京区にある中高生向け施設「b-lab(ビーラボ)」で初日の外国人ゲストとなるRosaさんと合流しました。
b-labでは、Rosaさんに生徒たちの持ちネタである英語でのコントを披露。アイスブレイクをしました。

その後、アクアシティお台場に場所を移し、Rosaさんから出題される英語クイズにもチャレンジ。英語でRosaさんにヒントをもらい、答えとなる物を買って来ることで競い合いました。

夕食のハワイアンバーガーを食べながらの英語によるインタビューでは、Rosaさんの出身地であるオハイオ州に皆興味津々でした。

国内留学２日目はテンプル大学で行われたサマースクールに参加しました。最初に生徒たちはプレイスメントテストの結果で、それぞれのレベルに合わせた教室に分けられます。

サマースクールには首都圏を中心に集まった他の中学生たちも一緒です。使っていいのは英語だけ。様々な考えや経験を持つ同年代とともに、4日間の英語プログラムの始まりです！

２日目の外国人ゲストは、オーストラリア人と日本人の両親を持つ、Ronさんです。初日とは違い、生徒たちは英語でのインタビューを自分たちから率先して行っていました。Ronさんと食事をしたゲストハウスの宿泊客である、アメリカ人とスウェーデン人の方々にも、自分たちからインタビューしていました。

３日目は、三井物産本社でオーストラリア出身のChrisさんと、アメリカ出身のChristianさんと交流しました。ここでは、東京での滞在２日間での出来事や思ったことを発表しました。

その後、お二人の母国についてインタビューもしました。初めは緊張していたものの、生徒一人ひとりが主体的にお話ししていました。

東京での最後となる夕食は、南インド料理店でインド出身のPrafullaさんと、シンガポール人と日本人の両親を持ち、イギリス生活が長かったEugeneさんをゲストとして英会話ディナー！

生徒たちも慣れたように英語でゲストの方々にしゃべりかけていました。初日とは違い、恥ずかしがらずに会話が出来ていました。

そうして迎えた最終日。初めの２日間は全て英語で行われる授業に苦戦していたサマースクールも、この日が最後です。この頃にもなると英語に対する苦手意識も薄れ、新たにできた友達との別れを惜しんでいました。

以下は国内留学に参加した生徒たちの感想です。

「もっと自分の言いたいことが言えるようになりたい」
「外国の人と通訳なしで話したい」

「話している人に、聞いているリアクション（反応）ができた」
「前は恥ずかしくてできなかったが、この機会にできるようになった」

「外国人と握手できた」
「自分が思ったことを相手に伝えられるようになりたい」
「とりあえず、外国の方とusuallyに話せる様にしたい」

「９月以降のインターネット英会話を頑張る」
「コントで自分のセリフが思い出せなかったぁ！！」
「友達を４，５人つくれたことが一番よかった」

「色々な国の人たちと話すことで、その人のことやその人の国のことなどが分かって、とても楽しかった。９月以降もインターネット英会話に参加したい！」

今回の体験を通し、勉強を始めたばかりの英語を使って外国人に話しかけることに自信を持つことができた生徒たち。生徒の多くは、来年もこのプログラムに参加したいと、引き続き英会話に専念する意欲を持って解散することができました。