女川の課題を解決!?女川の大人とプログラミング講座
12月9日・16日、奈良女子大学附属中等教育学校のご協力をいただきながら、ロボットを動かすプログラミング講座を実施しました!
この講座での子どもたちのミッションは、女川の課題を解決するためのプログラミングを実施すること。
実はこの課題、女川の大人の皆さんが考えてくださいました!
<女川町役場 木村さんの悩み>
震災後、少しずつ復興してきているが、道路が以前とは違っているので、カーナビが使えない。
道路は復興工事中のため、標識をつくれない。
観光客にぜひ見てほしいスポットがあるので、道案内が必要。
<悩み(課題)を解決するために>
・道に迷わず観光スポットを巡るために自動運転のバスのシステムをつくってほしい。
・観光スポットは離れていて、直線ではないけど、どうしやってバスを走らせるシステムを作ったらいいか?
今回、役場職員の方、町内の企業の方、まちづくり関係のお仕事をされている方など、子どもたちにとっての「女川の先輩」にあたる皆さんも、この講座に協力してくださいました。
プログラミングは社会の課題を解決する手法のひとつです。
「子どもたちにそれを身近に感じてもらうための課題設定は何か?」
講座の前に、女川の大人の皆さんが集まって考えてくださいました。
当日も、課題は女川の大人の皆さんが子どもたちに発表。
女川の課題解決に向けて、バスにみたてたロボットを観光コース通り走らせるプログラミングができるか?
事前にプログラミングの研修をうけた女川の大人の皆さんも、メンターとして子どもたちのプログラミングを見守ってくださいます。
子どもたちの試行錯誤が、何度も何度も何度も続きます。
そして、ついに迎えた感動の瞬間!
拍手とともに無事ゴール!!
考え、知恵を出し合い、実行する。
ゴールまでの道のりはとにかくこの繰り返しでした。
課題に向かって、協力して、試行錯誤する力は、大人になって社会を生きていく中で必要な力。
今回のプログラミング講座は、そんな力をたくさんの方に見守っていただきながら磨いていく時間でした。
奈良女子大学附属中等教育学校の先生方、生徒さんたちも女川の子どもたちを見守るメンターとして、女川まで駆けつけてくださいました。
人は、様々な人と触れ合うことで、さらに未来の可能性が広がっていくものだと思います。
今後も女川町そして町外の方々との接点をつくりながら、子どもたちの学ぶ機会を届けていきたいと思います!