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「移転してから、卒業生・地域の人が向学館に来てくれることが増えた」新しい交流が生まれはじめた女川向学館の新拠点

2021.6.18

20214月に旧女川第一小学校校舎から、女川駅前のシーパルピア女川に移転し、授業が始まってから1か月が経ちました。 

向学館スタッフみんなが感じていること。

「シーパルピア女川に移転してから、高校生・卒業生、地域の人が向学館に来てくれることが増えたよね」

オープン初日にはたくさんの高校生が顔を見せてくれたり、大学生や社会人になった卒業生が通りがかりに立ち寄って近況報告をしてくれたり・・・。

新しい拠点は、駅前でアクセスも良く、またガラス張りでオープンな雰囲気のためか、ふらりと立ち寄りやすい場所になったようです。

やんちゃで元気に旧女川第一小学校の校舎で遊んだり勉強していたあの子が、数年たって大人になっている姿を見て「久しぶり!大人になったね。今何してるの?」と、うれしそうに話すスタッフ。そして、向学館に通っていた時を思い出すかのように親しいスタッフとの会話をたのしむ卒業生。和やかに話している様子を眺めていると、向学館が子どもたちにとって『帰る場所』になっているのだなと感じます。

 (明るく開放感のある新拠点)

先日、女川で働いている卒業生が、女川の名産『ホヤ』を持ってきてくれました。話を聞くとホヤをさばく仕事をしているそう。

「プラスとマイナスがあって、ここに包丁を入れて切り込みをいれるんですよ」そういって、さっさっと手際よく、いくつものホヤをさばく卒業生。

そして「食べてください」と丁寧にさばいたホヤをご馳走してくれました。ちょうど授業に来てた中学生もホヤを食べて「初めて食べた!・・・しょっぱいけど、おいしい」と言いながら、何回もホヤをおかわりしていました。

地元のものって、地元だからこそ中々食べないということが多いけれど、卒業生が持ってきてくれたことにより、ホヤを食べるという初めての体験をした中学生。

向学館での「おとな」と「子ども」との交流を通して、新しい経験や発見ができる場所になりそうだなと感じました。

(手際よくホヤをさばく卒業生)

(朝採れの新鮮なホヤ)

さて、この4月から変わったことが一つあります。それは、これまで平日のみ開校していましたが、土曜日も開校するようになったことです。

土曜日は、子どもたちがそれぞれの興味関心にあったイベントを実施したり、地域の人と子どもたちが交流できたり、「〇〇やってみたい!」という子どもたちのチャレンジを形にする時間にしたいと考えています。

餃子をつくったり、「ギターに興味がある子がいる」とギター教室をやってみたり、「ティラミスつくりたい!」という高校生の意見からティラミスをつくる会を企画したり・・・土曜日企画もこれからいろんなことができそうだなと感じます。

これから向学館ブログでも、土曜日のお伝えできればと思います。

(餃子に海苔でイラストをつけている子どもたち)

(ティラミスをつくる高校生)