「チラシもらった時から楽しみにしてたよ!」カッティングマシンでタンブラーづくり
「今度の土曜日にタンブラーつくるの楽しみ!」
「チラシが配られた時から、この日が来るのを楽しみに待ってたんだ〜!」
と、何人もの子どもたちに声をかけられました。
そんな感想に、運営するスタッフもうれしい気持ちに・・・
子どもたちが楽しみにしていたのは、ミシンやプリンターでおなじみのブラザー工業株式会社様のプログラム。紙や布を様々な形に切ることができるカッティングマシンを使ってタンブラーの台紙をつくるという内容です。
オンラインでのプログラムでしたが、カメラ越しの質問に答えたり、カメラに向かって手を振ったり、とてもリラックスした雰囲気でのスタート。
まずはマシンの説明を受けながら、タンブラーの台紙を切り取ります。どんな風に機械が形を切り抜いてくれるんだろう・・・そんなワクワク感とともに、マシンが動き始めた途端に「わー!動いてる!」と、機械の動きに興味津々の子どもたち。そして、「切れた!すごい!」と、読み込んだデータ通りに綺麗に切り取られた紙を見て感激していました。
子どもたちは1・2回レクチャーを受けると、飲み込みが早く、マシンのどこを押せば形が選べて、どこを押すとカットをスタートできるかを理解して、あとは思い思いにたくさんの形を切り抜いていました。
冬なので、クリスマスツリーを作ったり、雪の結晶を作る子が多かったり、星をたくさん作って天の川のような飾りつけをしたり、同じ模様を切り抜いても、配置や色によって個性あるタンブラーができあがりました!
今回のプログラムで、とある子の言葉が印象に残っています。
「丁寧に、大切につくることで、いいものができるんだよ」
ものづくりをしているお父さんの言葉なのだとか。
その子は、「お洒落なタンブラーにしたい!」と、マシンに入っていたフォントの中で、お洒落なイメージの筆記体のフォントで『Merry Christmas』を切り抜きました。しかし、タンブラーの台紙に並べたら、文字が長くて入らなくなってしまいました。そこで別の言葉に変えて、もう一度文字をカットしたけれど、台紙の大きさギリギリの長さ・・・「入るかな・・・?」そんな不安もありつつ、筆記体の細いアルファベットに慎重に糊付けし、手が糊でベタベタになりながらも、文字一つ一つを丁寧に貼っていきました。そんな作業をしながら口にしていたのが「丁寧に、大切につくることで、いいものができるんだよ」という言葉でした。
「楽しい!」という思い出とともに、「つくる」という活動を通して、どんな学びをつくることができるだろうか。その子の言葉を通して、そう感じました。