85人の「やくそく」の日
去る3月13日、大槌臨学舎の卒業式〜『やくそく』の日〜が行われました。
85人の生徒と、保護者の方、お世話になった方や
スペシャルゲストも登場し、とてもにぎやかで、あたたかい式になりました。
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サプライズゲスト・一青窈さんのスペシャルライヴから始まった『やくそく』の日。
途中、ご両親のことや、将来のことなど、ご自身のお話も挟みながら、
『ハナミズキ』、『もらい泣き』、『時代』、『ありが十々』の4曲を
披露してくださいました。本当に素敵な時間でした。
生徒も、保護者の方も、そしてスタッフも、一青さんの歌声から
たくさんの力をもらいました。
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次に始まったのは『カタリ場』
私たちNPOカタリバの原点となるプログラムです。
“キャスト”と呼ばれる、重要な役割を担うのは、
大槌臨学舎で生徒たちと一番身近に多くの時間を過ごしてきた
ボランティアの皆さん。
そして、「おらが復興食堂」の、おらが大槌夢広場・小川さん
(大槌町の先輩として参加してくださいました!)
キャスト一人一人が、自分自身のこと、大切にしてきたもの、つらかった経験、
そしてそこから学んだことを人生の先輩として語りかけます。
いろいろな経験をしてきた先輩たちの話に、
生徒たちは興味津々で真剣に耳を傾けます。
先輩の話からたくさん刺激をもらったあとは、
今の気持ちを忘れないために「1年後の自分への手紙」を書きました。
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そして、証書授与。
「やくそく証書」と名付けた、手作りの証書です。
(全文はこちら)
基礎基本、応用、発展、吉里吉里のそれぞれの担任の先生から
ひとりひとりに授与されました。
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式も終盤にさしかかった頃・・・なんとサプライズが用意されていました。
保護者の方からはお花とお菓子をいただき、
生徒たちからは「大槌臨学舎」と書かれた旗を
臨学舎のためにプレゼントしてくれました!
スタッフ一同、まさかの展開に驚きつつも
嬉しかったことは言うまでもありません。
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最後は会場にいた全員が大きな円陣を組み、
大きなひとつの輪になりました。
こうして、『やくそく』の日は幕を閉じました
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今回は準備段階からたくさんのボランティアの皆さんにご協力いただきました。
映像制作や、会場設営、ライブ準備、メッセージ集め、そしてカタリ場作り。
誰一人欠けてもこの卒業式は成り立ちませんでした。
本当に本当にありがとうございました!!
そして、直接手を貸してくれた方々だけではなく、
遠くから支援してくださっている寄付者の方々にも感謝致します。
ご支援、本当にありがとうございます!
皆様のおかげでとてもいい式を創ることができました。
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「今この町に光を灯すのは、
他の誰でもなく、いまここにいる、等身大のあなた自身です。
この町の、この社会の復興の担い手になること、約束しましょう。
それを条件に、『コラボスクール中学生の部』の卒業を認めます。
大槌町で生きる15歳のあなたに出会えたこと、心から嬉しく思います。
ありがとう。そして、おめでとう。」
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卒業式で流した映像をご紹介します。
オープニング映像はこちら
大槌町の皆さんやボランティアさんから
生徒たちへの応援メッセージ映像はこちら