【高校生レポート】ここからがスタート。
こんにちは、黒沢菜緒佳です。
3月11日、ついに木碑を建てることができました。
木碑が完成するまでたくさん時間がかかりましたが多くの方々の協力のおかげで
ここまで来ることが出来て嬉しく思います。
木碑製作に関わって下さった皆様に、心より感謝いたします!
ありがとうございました。
3月10日、この日は午後から木碑に色付けをしました。
その場にいた方々にもお手伝いして頂きました!
作業が順調に進んでよかったです^^
そして、色付けが終了!
後は、設置を待つだけです。
そして3月11日。
木碑建設作業開始です。
この日は、たくさんの古学校地区の住民の皆さんと、
この木碑制作の作業に関わって下さった地元企業の方々が集まってくださいました。
お忙しい中、集まっていただきありがとうございました。
12時、ふれあいドームの会会長の小國さんから挨拶を頂き、
みなさんと一緒に昼食を頂きました。
とても、おいしかったです^^
そして、地域のみなさんが見守る中、13時から建設工事を始めました。
木碑と土台の間にコンクリートを流し込む作業。
私たちもお手伝いさせていただけることに!^^
コンクリートが重くて流し込むのが大変でした。
そして、ついに完成。
14時15分から、企業の方々と私たち高校生から一言ずつ挨拶をしました。
「大槌の働く世代、町の外から、町内会の皆さん、三つの力があってできた」
「若い世代とこうして交流することができ、
目の前の仕事や、生活に疲れている自分たちは、大きな力をもらうことができた」
「一ヶ月前までは紙の上での話だったのに、ここまで来ることが出来た。
たくさんの方々の協力のおかげです。本当にありがとうございました。」
それぞれの皆さんからの木碑に対する想いが伝わってきて、感動しました。
14時46分。
これから同じ過ちを繰り返さないよう願いながら黙祷をしました。
暗くなったあとには、ろうそくに火を灯し、海に向かって再度黙祷を捧げました。
震災から、早くも2年が経ちました。
しかし、大槌の人々からあの時の記憶が消えることはまだありません。
記憶が消えるということは、同じ過ちを繰り返すということです。
私たちも、古学校地区住民のみなさんも、そして、東北各地のみなさんも
いまは、記憶を残し、未来の多くの人たちの命を守りたいと思っているはずです。
でも、いつか記憶は薄れていきます。
そのために、この木碑は必要だと私たちは思います。
そして、古学校地区だけでなく、
他の被災した地域にも木碑を作りたいと考えています。
そうすることで、記憶の風化を防ぐことが出来るのなら、
優作くんを含め私たちは木碑を建てることを続けていこうと思います。
もしこの先大きな津波が来たとしても、
今回以上の犠牲者が出ないように心から願っています。
ここからが、スタート。
まずは、半年の間にあと2本、碑を制作する予定です。
これからも応援、よろしくお願いします!
Facebookでも、プロジェクトの様子をお伝えしていく予定です。
ぜひ、「いいね!」をよろしくお願いします!