夢は馬の厩務員!
今回は、今年度、大槌臨学舎に通っていた一人の生徒を紹介します。
大槌中学校3年の菊池勇志(きくち・たけし)くんです。
大槌臨学舎には、中学2年の頃から通っています。最初は「勉強しなきゃ」との思いから通い始めたそうですが、コラボ・スクールでの勉強は、楽しくてわかりやすいと、2年間通い続けたそう。特に好きなのは、英語の加賀先生の授業。授業中はいつも笑顔が絶えません。
そんな勇志くんが合格したのは、2月初旬のこと。みんなより少し早めの受験。受験前には、土曜日にも積極的に自習室に来て勉強していました。受験後は自信がなくて、ドキドキしながら合格発表を見に行って、番号を見つけた時はとても嬉しかったそうです。
合格した後にも、授業がない日によく自習室に来ています。話を聞いたこの日も、17時〜21時まで4時間、自習室にいる予定、とのこと。
なぜ自習室に来続けるのか、理由を聞いてみたところ、
「みんなががんばっているのに、自分だけ勉強しないのは申し訳ないから」と答えてくれました。
実は、彼が進む高校は内陸にある私立高校です。多くの同級生が地元の高校に進む中、仲良しの友達とわかれて別な高校に進む理由は、「野球」です。
4月から通う高校は県内でも有数の野球の強豪校。部員はなんと130人(!)だそう。その中でレギュラーの座を掴み、東北初の優勝旗を持って帰りたい!と今から意気込んでいます。
そして、勇志くんにはもう一つ、大きな夢があります。
高校を卒業した後は?と聞いてみると、地味ですけど・・・と照れながらも、「馬の厩務員(きゅうむいん)になりたい」と教えてくれました。
小学生の時にお父さんに連れて行ってもらった競馬場。そこで初めて見た馬のかっこよさに魅せられ、馬と一番触れ合える厩務員を目指したい、そう思ったそうです。
馬の話をしている時の表情はとってもキラキラしていて、馬が大好き!という想いが伝わってきました。
受験まであと7日のこの日は、勇志くんにとって、コラボ・スクールでの最後の授業でした。
最後は大好きな加賀先生の授業!
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【女川・大槌の中3生が参加するやくそく旅行の報告会では、参加くださる方々を募集しています!】
今回のブログで紹介した勇志くんも、やくそく旅行に応募してくれた一人です。
応募の理由は、「大好きな大槌についてもっとたくさんの人に知ってほしいから。」とのこと。
生徒たちの想いや、感謝の気持ちをぜひ聞きにいらしてください!
「やくそく旅行」生徒報告会
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■日時:2014年3月22日(土)12:00~14:30
■場所:広尾学園
■参加費:無料
■内容:
・代表挨拶
・生徒プレゼンテーション
「私たちの思う”かっこいい大人” ~東北から見えたこと~」
・質疑応答
・生徒お礼 「10年後の手紙」
・終わりの言葉 ~コラボ・スクール代表者~
■参加方法:こちらよりお申し込みください
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