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【ボランティア体験談】現役教員がボランティア参加!

2015.10.26

コラボ・スクールにはこれまでも、様々な立場の方々が”ボランティア”として関わってくださいました。海外や日本の大学・大学院で勉強している大学生(高校生も…!)、全国各地の社会人の方々。被災地のために何かしたいと思って来てくださる方、地方の教育に興味がある方、、、中でも、”学校の先生を目指している方”は比較的多くいらっしゃいます。

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今年8月、大槌臨学舎では、なんと現役の高校の先生がボランティアとして参加してくださいました。
ボランティアに参加してみて感じたコラボ・スクールの魅力をコメントいただいたので、紹介します。

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大槌臨学舎に来て一番感じたのは、「エネルギー」です。この放課後スクールには、「子どもたちのために」と強い思いを持った、様々な経験を持った若者が集まり、スクールでも、シェアハウスでも、生徒のことや自分たちの将来について等、同世代の仲間で真剣に話をしており、ものすごい力強さと可能性を感じました。タブレットを使った反転学習、Skype英会話、ここに集まる色んな学生や社会人が自分達の経験を話す特別授業、高校生の課題解決型学習「マイプロジェクト」、、、、コラボ・スクールには、今日の教育活動ではなかなか実現できない「創造教育」がありました。
そして、そういった新しいことに取り組むだけではなく、「まちの人達と」という姿勢が印象的でしたね。その地道な努力を続けてきた結果、まちの人達に認められてきたのかな、と思います。
授業だけでなく、生徒の心のケアも大切な役割です。震災で家族を亡くし、学校へいけなくなった子どもの話を聞きました。コラボ・スクールに少しずつ通うことで学校へ戻ることができたそうです。また、震災に背を向けながら過ごしてきた生徒もいました。当時を思い出すことはとてもつらいことですが、勇気を出して「語り部」となり、防災の必要性を広く発信する活動を始めたそうです。
私はこの場所に来て、子どもたちの強く生きようとするメッセージを何度も受け止めました。そして、この子どもたちとコラボ・スクールをずっと支援していきたいと思いました。
コラボ・スクールに通う、小中高校生の子どもたち、ボランティアやインターンに来る大学生や社会人、そして長くスタッフとして働く皆さん、まちの人、ここに集まるたくさんの人の「子どものために」という一生懸命な想いの中で働いている中で、自分自身の体温もいつの間にか熱くなっていることに気づきました。
震災から4年以上経つ今、わたしにできることはまだあるのだろうか、と疑心暗鬼できたのですが、まだまだ東北には人が必要だということを再認識できました。

コラボ・スクールは、いまや子どもたちにとって、”なくてはならない場所”になりつつあります。町内では土盛りが本格化し、復興住宅が建ち始めましたが、子どもたちが放課後に安心して過ごせる場所は多くはありません。

岩手県大槌町の様子(2015年9月撮影)

大槌町の様子(2015年9月撮影)

勉強を通して「できた!」という感覚を持ち、様々な大人と接する中で「憧れ」を持ってほしいーーボランティアの皆さんにはそんな子どもたちの新しい可能性を引き出す”居場所”をつくるサポートをしてもらえたらと思っています。

11月~3月の期間のボランティア、実はまだまだ足りていません。特に中学3年生の受験勉強が本格化してくる12月以降は、1日に100人以上来ることもあります。少しでも興味のある方は、ぜひ下記にアクセスしてみてください!
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