【マイプロジェクト紹介】 アートプロジェクト
今回は、”マイプロジェクト”3期生のミーティングの様子をご紹介します!
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”マイプロジェクト”とは、高校生が地域や身の回りの課題を解決するためにプロジェクトを立ち上げ実行していく活動です。詳しくはこちら
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2012年から始まったマイプロジェクトも3期目に突入。高校1〜2年生が中心となって活動しています。
最近は、10月に行われたマイプロジェクトスタートアップ合宿「東北カイギ」に参加した生徒たちが、それぞれがプランしたマイプロジェクトを発表して、友達から感想や助言をもらうというスタイルでやっています。
この日は、藤原さんの発表です。
「突然ですが、大槌のこと、好きな人?!」
「はい!!」
「もちろんー!」
「実は、私はね、嫌いです。」
そんな問いかけから始まった彼女の発表。なぜ今の大槌町が好きではないのかーーそこから彼女のマイプロジェクトは始まっています。
「昔は好きだったんだよね。だけど今は嫌いで。どうして嫌いになったのか考えたの。そしたら、”人と人とのつながり”が減ったからだ、って思って。多分、震災があって遊ぶ場所とかイベントとかが減って、交流することが前よりなくなったからだ、と思った。」
「それで考えたのが、”キリキリアートプロジェクト”です。
最近、高校に行くバスに乗ってて、ふと「あれ、前ここに何があったんだっけ?」と思うことがあって。そのときに、これからこの場所を見る人達は(もしかしたら自分も)ここに何があったかもわからないんだ、と思ってそれはすごく悲しいなって。だから、震災前の風景を残しておきたいなと思った。
それから、自分の大好きな絵を使ったプロジェクトをしたいなというのと、みんなで絵を描いたり、何かを作るっていう作業を通して人が集まって、そしてその絵を見に来る人が来て。そうやって人と人とがつながればいいなって思って、このプロジェクトをやりたいと思っています。」
聞いていた高校生や大人から、コメントや感想をもらいます。
「いいプロジェクトだね」
「絵を描くのが苦手な人もいるから、そういう人達も来れるようなものにするともっといいかも。」
「地元の大人の中にも、協力したい人はいるんじゃない?協力してもらえたら色々進みそう!」
プロジェクトを発表し合い、それに対してどう思うか?を話し合うことも、一つの勉強です。励ましたり、励まされたりしながら、少しずつ進めていっています。普通の授業とは少し違う、主体的に考える姿がそこにはあります。
3期生のプロジェクトはまだまだ始まったばかり。今年も、マイプロジェクトに取り組む高校生が自分の思い描くプロジェクトを実現できるよう応援していきたいと思います。