【コラボ・スクール卒業生の今】大切な人にクリスマスプレゼントをあげたい!
とある休日。久しぶりに、大槌臨学舎卒業生のゆきさんに会いました。
ゆきさんは震災のあった年に中学3年生で、2011年の12月、臨学舎が開校した当初から通い始めた臨学舎1期生です。開校してからほぼ毎日、臨学舎に通い続け、無事に高校にも合格。
高校入学後にも、Skype英会話クラスやマイプロジェクトに参加する等、積極的に臨学舎に通いながら、3年間を過ごしました。
今年の春からは、岩手県内の短大に通っています。
そんなゆきさんから聞いた話を紹介したいと思います。
現在、飲食店でアルバイトをしてお金を貯めているという彼女。「何に使うの?」と聞いてみると、意外な答えが返ってきました。
「家族みんなにクリスマスプレゼントを買ってあげたい!」
春からは大学に通うために、家を離れて大学の寮で暮らしています。離れてみて改めて家族のありがたさ、いかに大切にされているかがわかったといいます。これまでの感謝を込めて、自分で貯めたお金で、初めてプレゼントをしようと決めたそうです。
「じいちゃんにはズボン、おばあちゃんには手帳・・・」それぞれのことを考えながら、一生懸命考えて決めたプレゼント。実家に帰るのが遅く、渡せるのは28日。喜んでくれるかな・・・と不安そう彼女が、とても頼もしく感じました。
そんなゆきさんに「短大卒業したらどうするの?」と聞くと、「大槌に戻ってきて、大槌の人たちのために何かしたい」と、これまた頼もしい答え。