【受験までカウントダウン】手作りのお守りを作りました
ある土曜日のコラボ・スクール。
廊下や各教室には休日も自習にはげむ受験生たち。
そして和室では・・・そんな受験生たちの保護者の皆さまの姿がありました。
スタッフとともに作っているのは・・・受験合格お守り。
この日は計10名以上の保護者の方がいらっしゃいました。
例年、お母様の参加が多いのですが、今回はお父様がいらっしゃったご家庭もありました。
「うちの子が仲良くしている◯◯くんのお母さんは仕事で来られないから、私が代わりに作ります。これを◯◯くんの分にしていただけますか?」
コラボ・スクールに3兄弟を通わせてくださっているお母様は、息子さんの親友の分まで心をこめて作ってくださっています。
弟ふたりはまだ小学生。中学3年生のお兄ちゃんがこの春初めての受験です。
お守りの色はどれがいいかしら、ひもの長さはどれくらいがいいかしら。
そう真剣な表情で迷いながら、心をこめて、少しずつ、丁寧に。
「ちゃんとやっていますか?うちの子。我が家でははじめての受験なので、いったいどうなるか、ものすごく心配。毎日コラボに通ってはいるけれど、、、無駄な努力になっていないかしら。」
そんな心配もよそに、息子さんはコラボの中でも自習室の常連。
ときに反抗的な態度も取るけれど、いつもしっかり取り組んでいます。
中学3年生全員に課された数十枚に及ぶ英単語プリントも、誰よりも早く終わらせました。
その甲斐あって、英語の成績はぐんぐん上昇。
「でも様子を聞いても本人は答えてくれないし、余計な口出すと、ほら、反抗するから・・・。」
お母さんはそう語ります。
コラボでの生徒たちの様子を、保護者の皆様にお伝えする機会は正直あまりありません。
ましてや年頃の生徒たち。自分からお家の人に学校やコラボでの出来事を話すのは恥ずかしいのでしょう。
「どうせ親ができるのは、おいしいご飯を作ることくらいですね。」
受験前日や本番の朝食は、ゲン担ぎのカツにするか、それともあえて普通通りにするか、、、そんな話もお守りを作りながら、話題にあがりました。
受験生たちは、今はそんな保護者の皆さんの想いには気付かないかもしれません。もしかしたら、親なんか、応援なんか、うざい、なんて態度をとっているかもしれません。でも本当は不安でいっぱいで、どうしても強がってしまう彼らなりの心境の表れなのでしょう。
保護者の皆様に心を込めて作っていただいた、お守り。
現在、臨学舎スタッフ一同でそれぞれの生徒への手書き応援メッセージカードを作成しています。
お守りに、メッセージカードを添えて、受験1週間前に生徒たちに手渡す予定です。
心のこもったお守りと、先生たちからのメッセージは、きっと彼らのそんな不安な気持ちも、受験に向かう大きな大きな勇気へと変えてくれるはず。
受験まで、あと10日。