【春のガイダンス】新たな気持ちで、スタート。
春。卒業生が旅立った臨学舎にも、新たな出会いの季節がやってきました。
4月20日・21日、今年度のスタートとなる「春のガイダンス」が行なわれました。
「え、お前も?」「うん!俺も!」
新たな仲間が増えて嬉しそうな顔。
初めての登校に少し緊張ぎみの顔。
今年臨学舎でがんばる、生徒たちが大集合しました。
大槌町では今年の秋、町にある2つの小中一貫校の新校舎の完成が予定されています。
そんな、町にとって大きな節目となる今年も、多くの子どもたちがここ、臨学舎に集まってくれました。
「この臨学舎があるのは、みんながいるから。みんながいなければ、そもそも臨学舎は存在しない。」
校舎長・菅野の言葉に、子どもたちが耳を傾けます。
今年度初となる今回のガイダンスのテーマは、「知る」。
臨学舎のこと、
新しい先生のこと、
共に学ぶ仲間たちのこと、
そして何より、自分のこと。
「どこで」「誰と」「何のために」「何を」やろうか。
目標を考えるための第一歩となります。
まずは、臨学舎についてのお話を聞き終えた生徒たち。
次に登場したのは先生たちの「人生グラフ」。
多様な経歴を持つ臨学舎の先生が、自分の人生を語りました。
「ここに来る前は○○の店長をやっていてね・・・」
「え〜!○○?知ってる〜!!」
様々な秘話も飛び出し、盛り上がってきたところで、いよいよ自分たちの番。
お題の書かれたカードを引いて、班の仲間に自分の思いを伝えます。
『中学生活で楽しみなことは?』
「部活をがんばりたい!全国を目指す」
「俺は修学旅行かな。東京に行くんだ」
『去年一年間を振り返って、一番感謝を伝えたい人は?』
「去年の学校の担任の先生かな。楽しいクラスだった」
「それ私も。転出しちゃって残念だよね」
思いを言葉にし、仲間の思いを聞く過程の中で、
少しずつ自分の考えが深まっていきます。
最後は一人ずつ、『臨学舎をどんな場にしたいか』を考えて、班で発表し合いました。
「いて楽しい場にしたい」
と答えたのは、苦手だった英語の成績が最近あがりはじめた中学2年生の男子生徒。 家で勉強する時間よりも、コラボで勉強する時間が長くなりました。
「夢にむかってすすむ場にしたい」
中学1年生のある男子生徒は、早くもコラボ通いが日課になりました。授業がない日にも、仲間と一緒に自習室に来ています。
「受験勉強ができて、楽しくて悩みも消えるような最高の場にしたいです」
今年受験生になった中学3年生の女子生徒。苦手な英語を克服したい、と単語の練習に取り組んでいます。
* * *
それぞれの思いを胸に、スタートを切った子どもたち。
仲間と約束した目標を思い出しながら、この一年間を大きな成長の年にしてほしいと願っています。