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『新年と共にやってきた!新スタッフ岩持友也さん!』

2022.1.27

皆さんこんにちは、新年あけましておめでとうございます。いつもたくさんの応援やご支援をありがとうございます。また、今年もコラボ・スクール大槌臨学舎の活動を見守っていただけますと嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。さて、2022年最初のブログを書かせていただきました!

コラボ・スクール大槌臨学舎では、新年の訪れとともに新しいメンバーを迎え入れました。3社を経て、大槌でカタリバ職員として働くことを決めたスタッフ、岩持友也さんの紹介をします。岩手県出身者としての地域に対する想いをどうぞご覧ください!

Q1 どんな中高生でしたか?

高校卒業までの18年間を岩手で過ごしました。私の中学時代と高校時代では、大きなギャップがあったと思います。中学生の頃は周りの友達に流され、あまり良い生活態度だったとは言えませんでした。そんななか高校受験を迎えたため、思うような結果にはならず。そのときに周囲から言われた「失敗をする経験をしてよかった」のその言葉がきっかけで、高校時代では謙虚に勉強に取り組むようになりました。高校受験での経験を経て、後悔しないように自分のやりたいことに対して自ら行動できる力が身についていったと思っています。

Q2 教育業界で働きたいと思ったのは何がきっかけでしたか?

きっかけは、大学卒業後岩手の番組制作関係の企業に就職したのですが、東京支社に配属され、岩手県を俯瞰してみる立場になったことです。東京で働いている若者や友人は、「東京で日本を動かしている」ことに誇りを持っていて、様々なことにチャレンジし刺激しあって過ごしているように思えます。岩手でも、若者が誇りを持って過ごせれば、地方創生が叶うと感じるようになりました。

地域が生き残っていくためには、まず若者が地域を好きになる必要があると思っています。好きになるには、その地域で自信を持てるような経験をすることが大切です。例えば、地域で成功体験を重ねたり、地域を活かした活動をする。それによってその地域が好きになったり、遠くに住んでいても生まれ育った地域を忘れずに気にかけてくれると思っています。

ー岩手県の若者向け番組の企画ー

岩手県の魅力を伝える一つの手段になるよう、岩手の若者が東京でイベントを開催する姿を発信する番組を企画したことがあります。

東京の若者は日本を動かしているという意識をもっているように感じました。岩手でも同じことができることを知ってほしい、東京から岩手を盛り上げたいという思いで企画をしました。岩手県出身者が活躍している姿を見聞きすることで、岩手出身者や在住者が自信や誇りを持ってくれたらとても嬉しいことだなと思っています。

Q3 カタリバにきたきっかけは?

前職では高校生の進路選択に関わる講演などをしており、学年全員に話す機会が多く、もっと個別に子どもたちの成長を見守りたいと思いカタリバを選びました。子どもたちにとって、高校での3年間は、以後の人生において大きな選択をすることになると思っているので、高校卒業後への接続の部分に関わっていきたいと思っています。

Q4 大槌に来てみての感想を教えて下さい。

高校でマイプロジェクトに取り組む生徒と関わる機会がありますが、マイプロジェクトを経験した高校生は自分の意見をしっかりと主張できる印象を持ちました。

また、震災から10年がたち、復興に近づくためには自分たちは何をしていくべきなのか?と考えている生徒が多いと思います。さらに、高校生が中学生を巻き込んで、災害が再び起きた場合に備えるためのワークショップを行っていました。中高生がどちらとも前向きに取り組んでいる姿勢が印象に残っています。。自分自身、震災は悲しい出来事だったというイメージが未だに根付いていますが、被災地も前に進みつつあるということを実感しています。

Q5 大槌でこれから取り組んでいきたいこと・意気込みをお願いします!

カタリバで働き始めてまだ一ヶ月も経っていないので、大槌町の子どもたちの様子を知りつつ、ユースワーカーとは・カタリバが大切にしているナナメの関係とはどんなものなのかを、実体験から学んでいきます。

また、一部の地方に住む子ども・若者が思い込んでしまっている「田舎だからなにもできない」「家庭が〇〇だからできない」などのハンデを乗り越えて、どこで生まれ育っても絶対に自分自身で未来を切り開けるんだということを伝えていけるよう、子どもたちと対話を続けていきたいと思っています。

今後はカタリバの一員として、生徒が大槌で育ってよかったと将来思えるように関わっていきたいと思います。そのためには、こどもたちと一緒に成功体験を重ねていき、将来の選択肢や可能性をめいいっぱい広げていける存在を目指していきたいと思います。

あとがき

2022年の臨学舎の始まりと同じタイミングで入社された岩持さん。インタビューをする中で、「どんな環境にいても挑戦はできる」と今目の前にいる大槌の子どもたちに伝え、可能性を広げていくことは、大槌の現場にいる私たちだからこそできることだなと改めて感じました。前職での経験や知識を活かし、これから臨学舎に新しい風を吹かせてくれると信じています!