『決起集会・マイプロジェクト~中高生、次のステップへ向けた挑戦!』
皆さんこんにちは、冬の寒さがまだ続く中ですがいかがお過ごしでしょうか?
2月に入り、中高生がそれぞれの目標に向けて佳境を迎えています。
中学生は高校受験や期末テストに向けて、高校生はマイプロジェクトの最終発表に向けて、それぞれ取り組む姿を皆さんに紹介します!
Q1 マイプロジェクトの最終発表に向けて取り組む高校生
大槌高校では、「三陸みらい探究」といって、自らの関心のあるテーマを軸に「マイプロジェクト」を企画し、地域の資源を活用しながらアクションに取り組むというカリキュラムがあります。コラボ・スクールのスタッフも、週に一度の授業に参加し、生徒のサポートをしています。「大槌町の人々がもっとおしゃれをするには?」「障害の有無に関わらず共生できる社会をつくるためには?」「大槌町の魅力を発信するためには?」など、それぞれの個性を生かしたテーマに取り組んできました。
放課後には、マイプロジェクトに取り組む生徒がテーマやアクション内容の相談のためにコラボ・スクールを利用しています。中間発表の時期になると席が埋まるほど多くの生徒が訪れ、それぞれのテーマに向けて一生懸命向き合っている姿が印象的でした。コラボ・スクールに通う中学生を集めてワークショップやイベントを行う生徒もおり、大槌高校入学を希望する中学生の良いロールモデルになっているのではないかと感じる場面もありました。
4月から取り組んできたマイプロジェクトも、いよいよ最終発表を目前に控えており、生徒たちはプレゼン作成や最後のアクションに取り組んでいます。来年度以降もマイプロジェクトを続けていく生徒もいれば、この活動を生かし進路実現に向けての準備を始める生徒もいます。一年間頑張って来たことを今後の活動の自信に繋げていってほしいと思っています!
▲中学生向けにワークショップを開催する高校生
Q2 MY PROJECT AWARD2021 岩⼿県 summit
1⽉30⽇(⽇)には、「全国⾼校⽣マイプロジェクトアワード2021 岩⼿県 summit」がオンラインで行われました!
マイプロジェクトアワードとは、地域Summitと全国Summitの2段階があり、地域Summitで全国各地域の出場者の中から選ばれたマイプロジェクトが全国Summitに出場することができます。昨年は約14000名の高校生が参加しました。このマイプロジェクトアワードの経験を、大学進学等の進路に繋げる生徒も多く、高校生にとって将来に繋がる大きな挑戦の機会です。
マイプロジェクトについてはこちらをご覧ください。
大槌高校の1、2年⽣の中からは岩手県Summitに19名が出場しました。これまで取り組んできたマイプロジェクトを10分間の プレゼンテーションにまとめて発表し、そこで出会った他校の生徒や社会人の方々からフィードバックをいただきました。
▲マイプロジェクトアワードで発表中の高校生
出場した⽣徒たちからは、「これまで取り組んできた成果を⼗分発表できた」「アドバイスを活かして、 この⼤会をゴールとするのではなく次のアクションに取り組みたい」などの感想があり、今後生徒それぞれのマイプロジェクトを発展させていく上でとても貴重な経験となり、モチベーションに繋がっているように感じました。
▲マイプロジェクトアワード 直前に参加者で組んだ円陣
Q3 受験まで残り50日!決起集会で決意を新たにする中学生!
コラボ・スクールでは、毎年受験50日前になると受験に向けて決意を新たにするために決起集会を行っています。
今年も例年通り、岩手県公立高校入試まで残り50日に迫った1月17日に実施しました!
今年の決起集会のコンセプトは、「合格+αをつかもう!」です。受験に合格をするためだけに勉強に取り組むのではなく、「中学校を卒業した先にどんな姿になりたいのか。」という目標まで思い描いてほしい、という思いをこめてこのコンセプトにしています!
まず、スタッフ+生徒1,2人のグループに分かれ対話。中学時代一生懸命に頑張ったことはなんだろう?自分はどんな姿になりたいんだろう?それに近づくためには何が必要なんだろう?と自分の”今”を見つめるワークを行いました。
自分の”今”と向き合った後には、一人ひとりから、①自分が学ぶ意味②受験勉強を通してどんな力を身に着けたいかを発表してもらいました!
「自信を持つことができるように学習する。」「好きなことを仕事にするために学習する。」「大好きな野球を続けるために学習する。」と生徒それぞれの学ぶ意味を見つけたようです。初めは合格することがゴールと言う生徒もいましたが、スタッフとの対話やワークを通して、受験合格後の高校生活に対するワクワクした気持ちを持ち始めている生徒が増えたように感じています。
全員の決意を発表し終わった後、過去コラボ・スクールに関わってきたスタッフからのサプライズビデオメッセージを見て、大槌臨学舎恒例の「がんばっぺし!!」ポーズで決起集会を締めくくりました。大槌の現場にいるスタッフのみならず、遠くに住む多くの人たちが応援していることを忘れず、最後の50日を走り抜けてほしいです!
あとがき
マイプロジェクトに取り組んだ高校生は来年度の活動や進路実現を、受験を迎える9年生は来年度からの新生活を目指して、一生懸命目の前にあることと向き合っています。その中で、彼らの「〇〇ができるようになった!」「〇〇に挑戦してみたい」という日々の小さな変化に私達スタッフも関わることができているのは本当に嬉しいことです。私達も、彼らのゴールに向けてサポートを続けていきます!